ルイス・ハミルトン、F1に提言「同一サーキット連続開催なら、もっと”クリエイティブ”になるべき」(motorsport.com 日本版)
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2020年のF1は、レッドブルリンクを舞台にしたオーストリアGPで開幕。第2戦も同じレッドブルリンクで、シュタイアーマルクGPとしてレースが行なわれた。同一シーズン中に同じサーキットで複数開催するのは、F1の歴史上初めてのことになる。
【動画】2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP予選・決勝ハイライト
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催カレンダーが大きく変更されることになった今季のF1。前述の通り開幕時期が大幅に遅れ、さらに渡航が難しい国も多くあることから、十分な数のレース開催を確保するために、同一サーキットでの複数レース開催という案が実現に至った。
現時点では、8月にシルバーストンでも、2レースを開催する予定になっている。
開幕戦はリタイアするマシンが多数発生、第2戦は予選が荒天に見舞われるなど、それぞれが異なる形のレースとなった。実際、2レース共に同じ順位で終えたのは、6位のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のみである。
しかしメルセデスのルイス・ハミルトンは、同じサーキットを舞台に開催されるイベントだとしても、もっと多くのバリエーションを目にしたいと語った。
「もっとクリエイティブなモノにすべきだと思う。それがどういう形なのか、分からないんだけどね」
ハミルトンはそう語った。
「僕は答えを持ち合わせていない。でも、持ち込むタイヤを変えるだけでは、何の違いもないと思う。僕らにとっては、何も違わないんだ」
「それはフォーマットの問題だろう。もし2週連続開催となった場合、サーキットを逆走できず、他のレイアウトを走ることもできないというのは、残念だ。でもこれらのサーキットを設計する時、そういうプランが含まれていなかったことは明らかだ」
なおシルバーストン2連戦の際には、ピレリが持ち込むタイヤのコンパウンドの組み合わせが、1レース目と2レース目では変えられている。また、シーズン終盤に予定されているバーレーンは、異なるレイアウトで2レースを開催することになりそうだ。
そんな中ハミルトンは、リバースグリッドが実施されなかったことに喜んでいるという。
「予選で上位につけたのに、グリッドが後方になってしまうのなら、それは非常に厳しいモノになるだろう」
ハミルトンはそう語る。
「もし、何か違うことをしている他のシリーズが