【山田孝之×國村隼インタビュー】“普通の人”の役が、一番難しい 義理の親子演じた「ステップ」を語る(映画.com)

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 ※このインタビューは新型コロナウイルス感染拡大前の、3月上旬に実施されたものです。 【フォトギャラリー】インタビューの様子と場面写真  インタビュー部屋に入ると、すでに山田孝之がそこにいた。この日は、シングルファザー役で主演した「ステップ」(7月17日公開)の取材日だった。キャストたちは朝から夕方までインタビューを受け続け、夜には同作の完成記念イベントに参加する、目まぐるしい1日。束の間の休憩時間、マネージャーやスタイリストらと談笑する山田の姿を見ると、どこまでも柔らかな印象を抱いた。  あとから、義理の父親役で共演した國村隼もやってきた。山田を見つけると瞳がパッと輝き、口元にニヤリと笑みが浮かぶ。言葉には出さないが、表情からは「お、今度のインタビューは山田くんと一緒か」、そんな期待感がにじみ出ているようだ。  國村がポンポンと肩を軽くたたき、席につき、近況を尋ねる。並んで腰掛けた山田は、嬉しそうに「ちょうど昨日、(次作の)初回の編集だったんですよ」と応じる。  「よろしくおねがいします」。簡単に挨拶をした後、2人に「ステップ」を鑑賞した感想を伝えてみた。  すると山田は開口一番、「妻に感謝の日々ですよね!」と身を乗り出し、「お子さんがいる人は、この映画を毎年見てください。その都度、感想が変化すると思います」と笑った。國村も上品な関西弁とジョークを交えながら、真剣な演技論を展開してくれた。  日本を代表する演技派が語る、温かなインタビューが始まった。  ――おふたりは「ジョジョの奇妙な冒険」「全裸監督」などに続いての共演ですね。「えらい落差だな」と感じるんですが、今回の共演はいかがでしたか?  國村 えらい落差、確かに(笑)。今回、僕は楽しかったですね。  山田 僕も、いつも嬉しいです。國村さんがいらっしゃると、いつも安心します。  國村 この方はもうね、世界観だとかキャラクターによってゴロッと別人に変わるから。小手先のことはしない。お腹からゴロンと変わる。「ジョジョ」のときなんかほら、とんでもない役だったわけですよ。そこから、この「ステップ」のこの役! どうですう?  山田 「どうですう?」て(笑)。國村さんこそ、この前(全裸監督)はヤクザ役だったじゃないですか! 國村さんのほうがゴロッと変わってますって。  ――本作のキャッチコピーで

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(2020/07/16)