【社説】「朴元淳告訴事実漏えい」隠ぺいと責任逃れ工作が始まった(朝鮮日報日本語版)

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 ソウル市のイム・スンヨン・ジェンダー特別補佐官がメディアに登場し、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長が告訴される1時間半前の8日午後3時ごろ、朴市長に「市長に関する不祥事があるという話が流れている」と報告していたことを明かした。ただ、イム補佐官は「(当時は)わいせつ行為の容疑については知らなかった。その日の夜に市長官舎でいつもの懸案会議を開いたが、その際にも朴市長が告訴された事実を知らなかった」と語った。  納得し難い。イム補佐官の言葉通りならば、具体的なスキャンダルの内容を知りもせずに、いきなり朴前市長に「何かあるのか」と尋ね、市長が「知らない」と答えたのでそれ以上は尋ねなかったというのだ。朴前市長の業務を中断させるほどの急用だったにもかかわらずだ。常識で考えられるだろうか。イム補佐官が出席した懸案会議は朴前市長が夕食から帰宅後、深夜に開かれた。深夜にジェンダー特別補佐官を呼び、協議しなければならない「懸案」とは何だったのか。それでも「いつも開いていた会議」だったという。朴前市長は会議翌日、日程を全てキャンセルし、自宅で遺書を残した後、命を絶った。秘書に対するわいせつ行為で告訴された事実だけでなく、捜査の進行状況を全て知り、身辺を整理した格好だ。イム補佐官が何か核心的な部分を隠すために巧妙に言い逃れをしているとみるほかない。  イム補佐官の主張のうち、「告訴事実を知らなかった」とする部分は事実かもしれない。それならば、誰かが朴前市長に直接告訴事実を告げたことになる。被害者側によれば、「告訴2時間前の段階でも告訴するかどうか、告訴状をどの警察署に提出するかを決めていなかった」という。告訴から朴前市長に知らされるまでの時間は短い。警察は告訴を受理するや否や、青瓦台国政状況室に報告した。国政情報室は大統領に直ちに報告したはずだ。つまり、青瓦台もしくは警察が漏えいした可能性が最も高い。

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(2020/07/16)