【北丸雄二の「世界の見方」】 早すぎた経済再開 マスク着用はトランプ不利を象徴(ニュースソクラ)

【リンク先抜粋】
 米テキサス州サンアントニオのメソジスト病院は7月10日、「コロナ・パーティー(COVID-19 Party)」に参加した30歳の男性が新型コロナウイルス感染症(novel COronaVIrus Disease 2019=COVID-19)で死亡したと発表した。  病院医師によると、「コロナ・パーティー」とは若者たちが新型コロナ・ウイルスに感染した者を交えて開くパーティーのことで、ほかの参加者がそのウイルスに感染するかどうかを試す催しだという。  若者は感染しても重症化しないとか、「コロナは99%無害」と言ったトランプの無根拠演説とかの誤解・誤報のせいもあり、パーティーを肝試しだとしたり、アラバマ州タスカルーサで開かれた大学生たちの「コロナ・パーティー」では、参加者で賭け金を出し合って最初に感染した者がそれを総取りするという趣向まで凝らされていたという。  今回亡くなった男性は死の床で看護師たちを前に次のように話したという。「どうもぼくは間違いを犯したようだ。新型コロナなんてウソだと思ってた。でもそうじゃなかった」  同病院では他にもまだ20代30代の重症患者が闘病中で、検査での陽性率は数週間前には5%だったものが現在は22%に跳ね上がっているという。  11月3日の大統領選挙まであと110日余り。「サン・ベルト」と呼ばれる米国南部州での激戦地は上記のテキサスのほか、フロリダ、アリゾナの3州。この3州での最新世論調査が12日に出た。  南部州ではコロナ感染が急増していて、7月7~10日に行われたCBSニュースとYouGoveの共同調査の結果もこれらを背景に、フロリダではバイデン支持が48%でトランプより6ポイント多く、テキサスではトランプ支持の46%にバイデンが45%で肉薄、アリゾナでは両者46%で伯仲という、トランプ優位の前回選挙とは異なる数字が出ている。  3州とも経済活動が再開していて、それに関してもフロリダで64%、テキサスで61%、アリゾナで60%の登録有権者が、この再開を「早すぎる」と断じている。  この3州でコロナ感染を「非常に懸念している」という有権者層ではいずれも70%前後という圧倒的多数がバイデン支持。一方でトランプ支持派はやはり大学を出ていない白人層に多く、テキサスで68%(バイデンは24%)、アリゾナで60%(同31%)、フ

続きはこちら

(2020/07/16)