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　ワコールは１６日、滋賀県守山市にある自社物流施設「守山流通センター」に約４３億円を投じ、令和４年９月に大幅拡張すると発表した。外部委託している個人客への商品配送なども集約し、在庫を一元管理することで、実店舗とＥＣ（電子商取引）の連携で販売増を図る「オムニチャネル」を推し進める。 　既存の建物１万２千坪を増築し、１万９３００坪に拡張する。面積は従来の約１・６倍となり、商品の庫内運搬などを自動化する最新型のマテリアルハンドリング機器も導入。検品や発送、棚卸しなど「人手のかかる作業を大幅に省ける」（広報担当者）。 　本格稼働時には年間で５億円の経費削減効果を見込んでおり、「将来的には夜中に無人で作業できるような体制を目指す」という。

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(2020/07/16)