WHO感染対策の識者に聞く、新型コロナウイルス“空気感染”の可能性は?(TOKYO FM+)

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住吉:先週気になったニュースで、「新型コロナウイルスが空気感染する可能性がある」という科学者の提言が出て。それをWHOが「否定しない」というコメントを出していましたが、これはどういうことなのでしょうか? 進藤:まず、空気感染に対して正しいイメージを持っていただくために、例え話をします。“空気感染”というのは、空気中に出た飛沫の水分が蒸発して、粒の大きさが、うんと小さくなってしまうわけです。で、空気の滞留などによって、長時間空気中に漂ってしまう。この微小な粒子を吸い込んでしまうことによって起こる感染が“空気感染”なんですね。 例えば学校だと、教室の前で咳をすると、教室の1番うしろに座っていた人がうつってしまうという状況なんです。新型コロナウイルスの感染経路としては、WHOを含め、多くの専門家が“飛沫感染”や“接触感染”が主体であると考えています。つまり「面と向かった状況が主に感染の危険性を作っている」と。感染力の強いウイルスで、例えばはしかウイルスであれば、免疫のない人は空気感染で感染してしまいます。ただ、多くの人が予防接種を受けているので、発症しないわけです。 新型コロナウイルスでも、特に大きめの集団感染が起こったケースでは、空気感染が起こっていていたと考えられることがあるわけです。つまり、どちらの感染経路も可能だけど、「状況によってどちらの感染経路が、より疑われるのか」ということなのです。どのような状況でも、空気感染が優先であるとすると、“世界最悪のラッシュアワーの混雑状況”を誇る日本で、もっと早く感染爆発が起こらないわけがありませんので、私たちは近接接触者間の飛沫感染や接触感染が主体である、と考えています。

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(2020/07/16)