山田敬士が北の大地で奮闘…G1騎乗OKへあと4勝(日刊スポーツ)

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関東のデビュー3年目、山田敬士騎手(22=小桧山)が北の大地で奮闘している。今年、初めて北海道シリーズに参戦。「美浦にいる時より頭数も乗れますし、競馬に直結して攻め馬を見ていける。滞在の面白さがありますね」と目を輝かせた。自厩舎や関東馬だけでなく、関西馬の追い切りにもまたがる。先週までの函館開催はまだ2勝だが、計70鞍と騎乗数に確実につながっている。平日は多い時に1日10頭以上、競馬開催の土、日曜も、早朝に6~9頭の調教をつけてからレースに挑む。 1月中旬から2月下旬に開催された小倉にも腰を据えた。「小倉に滞在して、美浦にいる時より手応えがありました。小桧山先生に相談して、じゃあ行って来いと言われました。乗鞍も増えますし、いろいろな厩舎の馬に乗れるのもメリットですよね」。函館が終われば札幌に移動。9月6日の開催終了まで調教、レース騎乗を続ける予定だ。師匠の小桧山師は自厩舎から持ち乗りの助手を北海道に遠征させ、弟子が他厩舎の調教に少しでも多く乗れるように、バックアップしている。 先週まで地方交流1勝を含め通算27勝。G1騎乗が可能となる31勝まで、あと4に迫っている。今年は所属厩舎のシャチ(牡3)の手綱を取り、ニュージーランドT(11着)でJRA重賞初騎乗を果たした。同馬がその後に進んだNHKマイルCは、G1騎乗勝利数に届けば山田騎手が乗る話があった。それはかなわなかった。だからこそ言う。「31勝は1つの目標ですね。G1には乗りたいですね」。 北海道シリーズ参戦は、「ペイシャ」の冠名で知られる北所直人オーナーから昨年、声をかけられた。1年前は厩舎にけが人が出たなどの影響で遠征できなかったが、今年は実現した。18年10月の新潟では騎乗中に距離を誤認。3カ月の騎乗停止処分を受けた。その時に乗っていたのが北所オーナーが馬主のペイシャエリート。それでも同オーナーは、山田騎手を所有馬に乗せ続ける心の広さがある。先週、同騎手は電話を受けた。「着飾るなよ。勝っていても周りは見ているのだから天狗(てんぐ)になるなと、言われました」。常に気にかけられている。「お世話になりっぱなしです」と感謝した。 3カ月の騎乗停止中には小学生の女児から「応援しています。頑張ってください」などと記された手紙が送られてきた。自然と涙がこぼれた。「むちゃくちゃ、へこんでいる時でしたからね」と懐かしん

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(2020/07/16)