医療現場は3月に比べると改善? 現場の医師にアンケートを実施(オーヴォ)

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 医療機関検索サイト「病院なび」を運営するeヘルスケア(東京)は、自社の協力医師会員に対して、3月以降継続してアンケートを行ってきたが、6月23日~29日に「第4回 新型コロナウイルス(新型肺炎)についてのアンケート」を実施。ここでは3月、4月、5月に行った調査結果と比較するかたちで、診療現場にいる医師の実感をつかみ、医療機関の対応状況、医療資材の不足状況、医師の意識の変化を探った。調査対象は、3月の第1回アンケートに回答のあった817人で、有効回答は571人だった。  今回の調査によると、感染疑いのある患者を診察し、検査が必要と判断した医師の約半数(52%)が「全て検査を行った」と回答するなど、検査体制は改善傾向にある様子(3月調査では38%)。ただし、残りの約半数(48%)は「検査を行えない場合があった」とし、具体的にどれくらいの割合で検査を行えなかったか尋ねると「7割程度以上」が最も多い。検査が全く行えない状況は解消しつつあるものの、検査ができないケースが少なくないようだ。  医療スタッフは足りているかを聞いたところ、「十分であると思う」および「まあ十分であると思う」との回答が、32%(4月)→46%(5月)→54%(6月)と推移し、全般的には改善傾向にある。ただ、6月調査の結果から明確になったのは、中規模以上の病院と診療所・小規模病院との間の大きな実感の差だ。両者の「十分である」との回答には、20ポイントの開きがあった(中規模以上45%:小規模65%)。中規模以上の病院の医師では、10人に3人が、「全く十分ではない」または「あまり十分ではない」と回答している。  勤務先医療機関スタッフの疲弊度を尋ねたところ、「疲弊が高まっている」および「疲弊がやや高まっている」の回答合計は5月調査と同水準(両月とも46%)。しかし、中規模以上の病院、感染症指定医療機関、そして新型コロナウイルスの疑いがある患者を診察した医師では「高まっている」が過半数を占めていた。  不足している医療資材についての質問では、全ての項目で選択率が低下。しかしながら、「N95マスク」は約半数、「ガウン・エプロン」「消毒用エタノール、消毒用アルコール」「感染防護服」は半数近くが不足、「サージカルマスク」と「フェイスシールド、ゴーグル」は3割以上が不足している様子だ。  最後に、非常事態宣

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(2020/07/16)