公立高入試の範囲縮小 「漢文」「確率」など除外 長崎県教委(長崎新聞)

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 長崎県教委は15日、新型コロナウイルスの感染拡大で県内の中学校が今春臨時休校したことを受け、来年4月入学となる2021年度公立高入試の学力検査について、出題範囲を縮小すると発表した。主に中学3年生の後半で学ぶ内容を除外しており、授業日数にして2週間から1カ月程度の学習範囲に当たるという。県教委は「今後、同規模の休校が発生しても対応できる範囲」と説明した。  出題範囲から除外する内容は、中学校学習指導要領の▽国語=古典の「和歌・俳諧・漢文・漢詩」▽社会=公民的分野の「私たちと経済」「私たちと国際社会の諸課題」▽数学=「確率」「円」「標本調査」▽理科=地球と宇宙の「日周運動と自転」「年周運動と公転」「月の運動と見え方」▽英語=関係代名詞のうち目的格のthat、whichの制限的用法-にあたる部分。  15日付で各市町教委を通じて各中学校に通知し、生徒や保護者に周知する。出題範囲の縮小を具体的に公表しているのは本県を含め13都道府県で、九州では初の対応。  県内中学校は3~5月の間、計約3週間から1カ月程度休校した。県教委は6月、全21市町教委に出題範囲について調査。8割に当たる17市町が「再度休校措置が取られた場合、縮小が必要」と回答した。県教委は「夏休みの短縮などで学習の遅れは取り戻せると判断しているが、また休校しなければならない事態が発生しても、十分対応できる範囲に設定した」としている。  来春の高校入試は、これまでの学校推薦制度を廃止し、前期・後期制を導入する。学力検査は前期(国英数の3教科)、後期(全5教科)で実施。前期は来年2月3、4日、後期は3月9、10日。

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(2020/07/16)