iDeCoの利用枠が拡大へ、4原則で導く「迷う余地のない」正しい活用法(ダイヤモンド・オンライン)
【リンク先抜粋】
率直に言って、30個の運用商品があれば、その中の25個は「明らかに選択肢になり得ない商品」なので、現状は極めて「不親切」だ。その上、これらの選択肢になり得ない商品の多くは手数料が高いので、顧客が間違って選んでくれることを期待して商品ラインナップに入れているのが実情だ。
● iDeCo利用の4原則で 活用法は「迷う余地なく」決まる
iDeCoの適切な使い方は、以下の4つの原則からほぼ論理的に「迷う余地なく」決めることができる。原則は以下の4つだ。
(1)なるべく大きく使う
(2)リスクを取る運用をiDeCoに集める
(3)シンプルな商品を選ぶ
(4)手数料の安い商品を選ぶ
これらの原則を適用すると、多くの場合「iDeCoでは、内外の株式のインデックスファンドを(半々くらいに組み合わせて)持つ」という結論になるのだが、いきなり結論を提示するよりも「理由」が分かる方が、納得してもらえるだろう。
● iDeCo利用の4原則(1) なるべく大きく使う
iDeCo、あるいは勤務先の企業に企業型の確定拠出年金がある場合も同様だが、確定拠出年金は、可能な限りなるべく大きな金額で利用することが得な場合が多い。
一定の仮定を置いて(「老後の支出は現役時の支出の7割」など)老後の生活のために貯めなければならない金額を計算すると、会社員の場合は手取り所得の15~20%程度という結果が出ることが多い。例えば、手取り所得が毎月40万円なら、6万円から8万円くらい何らかの形で貯めておくとつじつまが合う。
この金額は、現在の所得や支出の習慣、何歳まで働くか、老後の生活計画など、幾つかの要因で変化する。とはいえ、老後の生活のためにある程度の額を貯めていかなければならない事情は多くの勤労者に共通だ。