ロックダウンの影響で日本株4~6月決算は未曾有の打撃ただ、実力ある成長企業はいずれ本来の姿に戻る多数不安の時に強気で仕込む、それが長期投資の常道(ダイヤモンド・ザイ)

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●あまりに大きすぎたロックダウンの痛み  今年、私たちはグローバル経済がロックダウンするという未曾有の経験をしました。世界中の人々の移動が制限された結果、経済の痛みは過去のどんな恐慌をも凌ぐ深刻な事態となりました。  現在、経済活動はゆっくりと再開され、人々の移動が戻りつつあります。世界各国が医療体制を崩壊させないように手を打ち、新型コロナウイルス感染症による死亡者数や重傷者数は激減しました。それでも米国テキサス州などで死亡者数は増加しており、マーケットの先行きにも警戒感が台頭しています。  日本企業の多くはロックダウンによる甚大な影響を算定できず、今期の業績見通しを発表できずにいます。また、ロックダウンの影響をもろに受けた4~6月期の決算は悪いものが続くでしょう。業績の下方修正や減配を嫌気し、株価を一段と下げる企業も多いと思います。  しかし、私はあえて言いたい。これ以上、何を怖れる必要があるのでしょうか。足元の業績が悪いことを嘆き、さらに株価が下がるなら、下がってもいい。なぜなら、また株価は上に戻っていくのですから。実力がある成長企業なら、1~2年後に数倍になっていることは想像に難くないでしょう。 ●いずれ本来の実力を反映した株価に戻る  私が助言するDFRポートフォリオ銘柄は、新型コロナウイルス感染症を怖れず、来年以降に世界経済が通常化するとの想定で、足元の業績が悪い銘柄を多数組み込んでいます。それは多くの投資家が足元が安心な巣篭もり消費銘柄へとシフトした動きとは一線を画しています。打撃を受けた企業を保有することは短期で遠回りでも、1~2年の時間軸では近道だと考えているからです。今、その思いはこれまでより強くなりました。  気概ある経営者が存在し、世界を変えようと奮闘している。私たちは長期投資家として、そうした企業をしっかり支えたいと考えています。4月や5月に営業できなかった多くの企業は短期では業績が出ません。しかし、それは彼らの実力を正しく反映したものではありません。いずれ本来の実力が反映されます。ですから、来年にはしっかりと株価は戻っていきます。DFR銘柄の中にも短期的に厳しい銘柄はありますが、ポートフォリオ運用によって他の銘柄でカバーしているのです。  経済は止まったままのように見えるがそうではなく、毎日、じわりと日常生活が戻りつつあります。

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(2020/07/15)