“隔離義務”無視で…韓国で日本人の男に懲役6カ月(テレビ朝日系(ANN))
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新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための隔離措置を無視したとして、韓国の裁判所は日本人に有罪判決を言い渡しました。
韓国・ソウルの地方裁判所。15日午前、日本人の男に異例の判決が下されました。執行猶予が付いたものの、懲役6カ月の有罪に。問われた罪は新型コロナにまつわるものでした。その身に何が…。
男は23歳。日本から「就労ビザ」を使って韓国の金浦(キンポ)空港に降り立ちました。これが4月2日。韓国ではこの時すでに宗教施設での集団感染などが発生。感染者は1万人に迫っていました。そんななか、4月からルールを厳格化。日本人の男に対して15日まで自主隔離をするよう求めたのです。しかし、男はこれを無視。勝手に外出してしまったといいます。外出は合わせて8回に上ったといいます。警察はクレジットカードの使用履歴などから行動を特定。「感染症予防法」に違反した疑いで逮捕したのです。
こうして始まった裁判。現地メディアによりますと、男は入国の際に韓国語で説明を受けたと主張。隔離の意味が分からなかったと主張していますが、裁判所はこれを責任を免れる理由にはならないと一蹴しました。韓国の検察は同様な事件で300人以上を起訴しました。ただ、外国人で有罪になったのは今回が初めて。男は「陰性」でしたが、許される行為ではありません。
韓国の新規感染者は「海外からのもの」が多く、「市中感染」を上回る日もあります。取り締まり強化の背景にはこうした状況を改善する狙いもありそうです。コロナによる韓国での死者は現在289人。日本の3分の1以下です。