噴煙9000メートル超か 先月4日の桜島の爆発(MBC南日本放送)

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鹿児島県の桜島で先月4日に発生した爆発的噴火で、噴煙の高さが9000メートルに達していた可能性があることが、気象庁気象研究所の解析で分かりました。専門家は風下側では、噴石が警戒区域の火口から2キロを超える可能性もあるとして、注意を呼びかけています。 桜島で先月4日未明に起きた爆発的噴火では、大きな噴石が警戒区域の火口から2キロを超え、34年ぶりに火口から3キロ離れた集落近くまで飛びました。 噴煙の正確な高さは観測できませんでしたが、気象庁の研究機関である気象研究所によりますと、雨などの観測に使う気象レーダーを解析した結果、噴煙は火口から最高で9000メートルを超える高さまで上がっていたと推定されるということです。 気象台によりますと、1955年以降、監視カメラや目視で観測された最大の噴煙の高さは、去年11月の5500メートルだということです。 専門家は、4日の噴火で大きな噴石が集落近くまで飛散したように、桜島は活発な火山であることを忘れずに、警戒するべきと話します。 (京都大学火山活動研究センター 井口正人教授)「噴煙の高度は噴火の規模を表す。どれくらいの火山灰がどれくらいの勢いで出たのかを表すから大事。桜島では噴火の危険性は常に存在する。風が強いときには、特に風下側では注意が必要」 桜島では噴火警戒レベル3の入山規制が継続中で、気象台は火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

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(2020/07/15)