和解 鹿児島市立病院で乳児転落 市が1億8000万円賠償(KKB鹿児島放送)

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 鹿児島市立病院で7ヵ月の男の子がベッドから転落し重い後遺症を負ったとして、男の子と両親が鹿児島市に損害賠償を求めていた裁判の控訴審で市が1億8000万円を支払うことで、15日和解が成立しました。    福岡高裁宮崎支部の和解勧告などによりますと、2007年に生後7カ月の男の子が自宅で頭を打ち鹿児島市立病院で診療を受けた際、医師らが目を離している間に高さおよそ70cmのベッドから転落しました。処置のためのベッドで柵はありませんでした。    男の子と両親はこの事故で両手足の麻痺などの重い障害が残ったとして、鹿児島市に対しおよそ1億7000万円の損害賠償を求めていました。市は男の子が親から揺さぶられる虐待を受け、転落事故の前から脳に障害があったと主張していました。    鹿児島地方裁判所は、事故と後遺症の因果関係を認めつつ市の主張も一部認め、市に1億1350万円の支払いを命じましたが、市はこの判決を不服として福岡高裁宮崎支部に控訴していました。高裁支部は今年2月、市が1億8000万円を支払う内容の和解を勧告し市はこれを受け入れ、15日正式に和解が成立しました。    鹿児島市立病院は事故と後遺症の因果関係を認め、「和解を真摯に受け止め医療の安全に関する意識向上に取り組む」とコメントしています。男の子の父親は「和解が成立してほっとした。同じような事故が二度と起こらないよう再発防止に努めてほしい」とコメントしています。

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(2020/07/15)