住宅ローンの金利は、借り換えなくても下げられる 「銀行員が漏らす本音」から交渉の秘訣を教えます(マネーの達人)
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借り換えを匂わせるには、金利への不満を訴えるだけでよいのです。
「私のローン金利、高くない?」
と、切り出すだけです。
これだけで十分な事情は、銀行員の人事評価に関係があります。
銀行員の人事評価には、融資実行額や新規融資獲得などのノルマ以外に「管理項目」というものがあります。
管理とは、
・ アフターフォローなどで既存客を減らさないこと
・ ローンや融資を肩代わりされないよう防衛すること
です。
ノルマ至上主義の弊害が問題になったことも影響していますが、最近の銀行は、営業成績以外の管理項目でも人事評価するようになって来ました。
従って、「自分の実績にはならないから」という事情で金利について取り合ってくれないといったケースも減ってきたようです。
・ ローンを防衛しなければならない
・ 防衛できれば自分の評価も上がる
といった背景から、銀行員には金利の不満を訴えるだけで効果があるのです。
■「金利高くない?」と言われると、銀行員はこう考える
1. 顧客は金利への不満を訴えている
2. 他の銀行と自分で比較して、借り換えを考えないだろうか
3. いや、もうすでに他行から借り換えを提案されているかもしれない
4. このまま放っておいたら防衛できない
5. 借り換えされるとまずい
6. じゃあ金利を下げよう
瞬時にここまで考えます。
そして「では、金利についてご相談しましょう」となります。