日台ハーフの91歳女性に念願の卒業証書 戦乱で受領できずに75年(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)日本統治時代の台湾で旧制高等女学校を卒業した日台ハーフの女性(91)が13日、第2次世界大戦下の混乱で受け取れなかった母校の卒業証書を75年ぶりに受け取り、長年の夢をかなえた。 女性が学んだ静修女学校(台北市)は、1916(大正5)年に開校した台湾初のカトリック系女子校。近年は男子生徒も受け入れており、今年1月に静修中学(中高一貫校)に改名した。 同校の蔡英華校長によれば、女性は1929(昭和4)年、広島県呉市で、台湾人の父親と日本人の母親の間に生まれた。6歳で台湾に移り住み、台北の小学校を出て同校に進学したが、1945年3月の卒業式当日に空襲に遭い、式は台無しに。そのまま終戦を迎え、日本に引き揚げた。結婚後は夫婦でマカオに渡り、10年前から台湾で暮らしている。母校には特別な思い入れがあり、証書がないことをずっと気に掛けていたという。 これまでも、戦乱で証書をもらえなかった生徒に対応してきた同校。今回は、同校OGや日本人留学生らの働き掛けによって女性の切なる願いを知り、校長の名前やレイアウトなどを忠実に再現した証書を作成。晴れて“卒業生”となった女性は「とてもうれしい」と喜び、関係者に感謝した。 (梁珮綺/編集:塚越西穂)

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(2020/07/15)