4人に1人が「貯金100万円未満」の現実…資産づくりは必要だけど不安?(LIMO)
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まずは「人生100年時代の“お金”に関する最新意識調査」から、お金に関する不安や資産運用の状況を見ていきましょう。
(1)25%強が「貯金100万円未満」
同調査で「あなたの貯金額はいくらですか?」という問いには、25.9%(4人に1人)が100万未満と答えています。また、300万円未満までで49.2%(2人に1人)となるなど、多くの人が貯金を十分にできていない状況だということがうかがえます。
現在の日本は給料が伸び悩む一方、コロナによる緊急事態宣言が出される前の今年3月まではモノの値段が緩やかに上がっていたため(参照:総務省 消費者物価指数)、貯金したくてもなかなか難しいというのが現実なのでしょう。
(2)約半数の人は「老後の生活資金」に不安を抱いている
貯金が十分に行えていない状況から、やはり多くの人の悩みは「老後の生活資金」に傾いていました。
「あなたがいま最も不安に感じているお金の問題は何ですか?」という質問には、約半数の46.3%が「老後の生活資金」と回答。また、50代のみで集計すると、老後の生活資金が不安だと答えた人は7割近い67.2%に上ります。
(3)一番のリスクは「自分が働けなくなること」
さらに、「日常生活の中であなたが一番リスクだと感じていることは何ですか?」という質問には27.9%が「自身が働けなくなること」を挙げ、また20.5%が「自身が病気になること」と答えています。
合わせると半数近くの人が、働けなくなって収入が途絶えることへの不安感を抱いていることが分かりました。
(4)資産運用をしている人は3割強
では、貯金しようにもなかなか難しい経済環境の中、お金に関する取り組みについてはどんな意識を持っているのでしょうか。
同調査の「現在資産運用をしていますか?」という問いには35.5%が「している」と回答し、「今はしていないが今後してみたい」と「していないが興味はある」を合わせると71.5%が資産運用に関心があることが分かります。
また、20代のみで集計すると「している」を選んだ人が51.1%と、若年層にも資産運用の考え方が広がっていることが示されています。
このように、決して先行きが明るいとは言えない今、老後の生活資金や自身が働けなくなった時のために、日ごろからコツコツと資産運用をしなければ、と考え始めて