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　延期の表明については明言を避けました。JR東海の金子社長は7月15日の定例会見で、リニア中央新幹線の2027年中の開業は難しいと改めて説明しました。 ＜JR東海　金子慎社長＞「当社としては、2027年中の開業は難しいことであっても、少しでも早い開業を目指して努力をしていくのはもちろんです」 　JR東海の金子社長は従来通り、2027年の開業は難しいとしながらも、延期の表明については明言を避けました。6月26日の川勝知事とのトップ会談では、準備工事に同意するよう県に求めましたが、物別れに終わりました。金子社長は、開業時期の変更については「国交省との調整がまだ始まっていない」と説明しました。開業に向けた取り組みとして、国の有識者会議への協力をあげました。 ＜JR東海　金子慎社長＞「静岡工区に関して言えば、有識者会議ですね。水の問題について扱っている。科学的、工学的な見地からの解決と同時に、地域の方々の心配の解消も視野に取り組んでいる。私どもとして会議の進行をなるべく円滑にするよう」 　リニア工事による大井川の水問題などを議論する国の有識者会議は、16日、4回目を開く予定です。

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(2020/07/15)