都内の感染警戒最高レベルに 小池氏「Go To」再考求める(産経新聞)

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 東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者数急増を踏まえ、感染状況に関する4段階評価の警戒度を最も高いレベルの「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。小池百合子知事は臨時記者会見を開き、「東京都は『感染拡大警報』を発すべき状況だ」と危機感を表明。改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、都民と事業者に対して感染拡大の防止に向けた協力を要請した。 【図でみる】Go To トラベルの概要  小池氏は都民に対して、感染防止対策のガイドラインを順守していない飲食店などの利用を避け、都外への不要不急の外出を控えるよう訴えた。政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関しては「実施時期や方法を改めてよく考えてほしい」と注文し、その理由として無症状の感染者の移動に伴う感染拡大の恐れや、地方の医療体制が十分でない可能性を挙げた。  また、特措法に実効性を持たせるため、政府に対して特措法に基づく休業要請に応じない事業者への罰則の適用など法改正を強く求めていくとした。  都内の新規感染者数は15日、165人報告された。今月に入ってからほぼ連日、3桁となっており、9日から12日までは4日連続で200人を超えた。14日発表分の7日間平均では173・7人に達し、緊急事態宣言下の最大値の167・0人(4月14日)を上回っている。  記者会見に先立つモニタリング会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は新規感染者のうち感染経路の不明なケースが7日間の平均で前の週に比べて約2倍に増加している点に言及。有効な追加対策を講じずに現在の状況が4週間続けば感染経路不明の感染者は1日当たり約1200人になると警告した。  感染経路は接待を伴う飲食店など夜の街関連だけでなく、施設内、同居、職場、会食、劇場など多岐にわたっており、重症化リスクのある高齢者への家族内感染もみられる。地域別では夜の街対策が課題となっている新宿区、豊島区のほか、中野、世田谷、港、板橋、杉並、練馬、渋谷の各区にも広がっている。  医療体制の指標は重症者数が横ばいで推移しているため、前週と同じ上から2つ目の「体制強化が必要であると思われる」を維持した。ただ専門家からは「高い年齢層の患者発生の地域的な広がりがみられる」などの懸念も示された。

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(2020/07/15)