BC埼玉入り田澤はメジャー9年間で25.6億円!腕に覚えのあるアマ選手へのインパクト大(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 田澤はレッドソックス時代、一時的に抑えを務めたことがあるとはいえ基本的に中継ぎだった。それでいてメジャー9年間の稼ぎは、実に約25億6000万円にのぼる。年俸最高額はマーリンズに在籍した18年の約7億5000万円だ。いまのプロ野球の最高年俸は巨人の菅野の6億5000万円だから、たとえ中継ぎでもメジャーで実績を積めば日本のエースを上回るカネを稼げるのだ。  ちなみに昨年のメジャーの平均年俸は約4億8000万円。日本のプロ野球は3985万円だから、ざっと10倍以上になる。 「田澤ルール」ができて以降、アマ球界から直接、海を渡った選手はほとんどいない。あの大谷(現エンゼルス)も高校から直接、メジャー挑戦しようとしたものの結局、ドラフトで指名された日本ハムに入団した。  日本のプロ野球を経ずに米球界入りしたとしても、うまくいくとは限らないし、仮に結果が出ずにクビになってもすぐにはプロ野球でプレーできない田澤ルールが足かせになっているのは否定できない。 ■結果を出すしかない  大金を積んでバリバリのメジャーリーガーやメジャーのドラフト1巡目選手は取ってくるくせに素質あるアマ選手は日本から出ていかないように縛りつける。いかにも日本的な島国根性丸出しの規則だが、田澤は退路が断たれたことで結果を出すしかなかった。理不尽なルールを、むしろモチベーションにして目の色を変えたのではないか。  メジャーリーグは世界最高峰。そのレベルは間違いなく日本のプロ野球より高い。だが、よりレベルの高い世界に挑みたいと思うのはアスリートの本能でもある。チャレンジするなら、少しでも若く、環境に適応しやすいうちがいい。腕に覚えのあるアマ選手はどんどん、メジャーに挑戦すべきではないか。いきなり海を渡った田澤が結果を残して大金を稼いだ事実は、後進の考え方や進路に大きな影響を与えそうだ。

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(2020/07/15)