神はサイコロを振らない、揺るぎない決意と才能を確信 初の無観客ライブで見せた存在感:レポート(MusicVoice)

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 4人組ロックバンドの神はサイコロを振らないが10日、自身初の無観客ストリーミングライヴを開催した。2015年に福岡で結成して以降、ライヴシーンで着実に実績を積み上げてきた彼らだが、2020年春、新型コロナウイルスの影響で社会が不安に包まれる中、大きな注目を集めることとなる。今はもう会えない亡き恋人を想うバラード「夜永唄」が主にSNSを通じて広まり、YouTubeで公開されているオフィシャル・リリックビデオ再生数は急上昇。950万回再生(※7月13日現在)を記録し、今もその数を伸ばし続けているのだ。  配信ライヴでは、7月17日のデジタルシングル「泡沫花火」配信を機に、Virgin Musicからメジャーデビューを果たすことを発表。過去2作のミニアルバム収録曲を網羅する集大成的セットリストを新曲で締め括り、バンドとしての新章を幕開けた。  会場は、元々全国ツアーのファイナル公演の開催を予定していた渋谷WWW X。定刻の20時を迎えると、SEに乗せてステージにメンバーが登場。最後に姿を現した柳田周作(Vo)がマイクスタンドを両手で握り、一瞬の静寂の後、そっと歌い始めたのは「ジュブナイルに捧ぐ」。2020年2月にリリースした『理-kotowari-』の冒頭を飾る曲で、「自分らしく生きてほしい」というメッセージを込めたミディアムナンバー。軽やかなバンドサウンドに乗せ、柳田はスタンドからハンドマイクを抜き去って、その世界観に没入。終盤では崩れ落ちるように膝をつき、目を閉じて熱唱した。  1曲目から静と動の振り幅に圧倒されていると、ギターを肩に掛けながら柳田は「神はサイコロを振らない Streaming Live「理-kotowari-」、最高の一日にしましょう!」と呼び掛け、同アルバムの「揺らめいて候」へと雪崩れ込む。黒川亮介(Dr)が繰り出すダンサブルなリズムに乗せて、妖艶なファルセットを交えながら歌唱する柳田。吉田喜一(Gt)がギターソロを奏でている間、桐木岳貢(Ba)と柳田が向き合ってバトルするようにプレイする。その両場面が映し出され、画面越しではあるが、ライヴの臨場感を味わうことができた。  続く「胡蝶蘭」ではまたガラリと空気を変えて、エレクトロとバンドサウンドとを融合したバラードを届けていく。オーディエンスに訴え掛けて盛り上げるというよりは、柳田の心の内に

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(2020/07/13)