球磨川流域で甚大被害 タイムラインの実効性は(RKK熊本放送)

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甚大な被害は防げなかったのか。 球磨村など球磨川流域自治体の防災計画を手掛けた専門家は、想定外に対応する準備がこれから重要になると指摘しています。 「千年に1くらいの雨がずっと毎年あってるんですよ。ということは、こういうことはずっと起きるんだと。」(東京大学 松尾一郎客員教授) こう話すのは、球磨村の防災計画を手掛けた東京大学の松尾一郎客員教授です。 松尾教授が提唱するのは「タイムライン」と呼ばれるもので、最大規模の災害を事前に想定し、自治体が取るべき行動計画を定めたものです。 しかし、今回の豪雨はその事前の想定をはるかに超えるものでした。 「タイムラインで想定した雨というのは、12時間で300ミリ、今回は(12時間で)500ミリ降ってますよね。」(松尾一郎教授) 松井教授はこの「想定外」に対応するには行政を中心とした行動計画だけではなく、どのように避難するかを地域で話し合うコミュニティタイムラインが必要となってくると話します。 「住民とか自治会毛自分たちで、動くタイムラインこれをやっていくんですよ。役場と連携してコミュニティタイムラインを作る」 今回、大きな被害の出た球磨川流域の自治体は「タイムライン」をつくり避難情報を出していましたが、未明の時間帯の事態急変に多くの人命を救うことができませんでした。 タイムラインの実効性の確保には、住民への周知徹底が改めて求められています。

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(2020/07/13)