マイクロソフトから「りんな」のAI企業シャオアイスが独立する最大の理由…キーワードは“アジア”だ(BUSINESS INSIDER JAPAN)

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まず、シャオアイスとはどのような事業だったかを振り返ってみよう。 シャオアイスは、マイクソフト・サーチテクノロジーセンター・アジア(STCA)が2014年に開発したAIチャットボットだ。 音声やテキストなどで会話を入力すると、それに人間のような応対を返す。マイクロソフトの検索サービスである「Bing」で得られた情報をもとに開発され、技術を更新しつつ現在まで広く使われている。 他のチャットボットサービスと違うのは、感情表現に近い振る舞いが可能で、対話がより自然、と評価されていることだ。「シャオアイス」は、チャットボットサービスの中でも、コアなフレームワーク部分というより、人とのインターフェースに近い部分を担当する技術の総称と言っていい。 中国ではWeChatなどほとんどのチャットサービスで公式のチャットボットとなっており、個人との会話履歴を生かした対応も可能だ。各種ECサイトで商品をアドバイスする役目もしているし、各種音楽サービスの補助のほか、テレビ番組にも使われている。 単に会話をするだけでなく、「人間のような振る舞いをするソフトウェア技術」全般のブランドとして、幅広く技術開発が行われてきた。 マイクロソフトは、9億人以上のユーザーがシャオアイス経由でさまざまな情報にアクセスしており、対応サードパーティ機器も4億5000万台を超える、としている。世界で最も広く使われているAIチャットボット技術の1つだ。 日本では2015年よりLINEと共同で「りんな」としてサービスを開始した。 登場当時は「女子高生AI」。2019年3月に高校を「卒業」し、本格的にタレント活動をすることになった……という設定になっている。 りんなはLINEアカウントのほか、Twitterアカウントも持っており、日々「ファンとの交流」を行っている。 多数の人間の歌声を学習ソースとし、そこから「歌い方」も身につけた。2016年にはラップを、2018年にはオリジナルソング「りんなだよ」も公開。2019年、ついにエイベックス・エンタテインメントと契約、「AIりんな」としてメジャーデビューしている。 「りんな」の技術はビジネス向けに提供されており、これがシャオアイスのビジネスの核になる。シャープの公式アカウントや、ニュースメディア「Buzzfeed Japan」で「インターン」として公式ア

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(2020/07/13)