岩田光央、声優は「職人で技術職」 “9割が食べていけない”業界の現実に「切れる刀を作るには鉄じゃないとダメ」(ABEMA TIMES)

【リンク先抜粋】
 竹本和弘さん(34歳)も『声優名鑑』に載らない声優の1人だ。元々は自動車部品の製造業の会社員で、安定したサラリーマン生活を捨て、28歳で声優の道に足を踏み入れた。 「まずは事務所に入るため、事務所が経営している養成所に入った。3年間通ったが採用されなかった」  養成所を経て、事務所に採用され、プロとして仕事をもらう。そんな王道とも言える声優への道が閉ざされた。フリーランスとして声優活動を始めるが、1年以上仕事がなく、アルバイト漬けの日々を送る。  その後、竹本さんは自らホームページを作り、営業活動を続け、ようやく塾の教材VTRのナレーションやネット広告のセリフ読みなど月に2、3本の仕事が入ってくるようになったという。  「どれくらいの金額でオファーが?」と聞くと、竹本さんは「5分くらいの動画で1万5000円~2万円の価格になる」と回答。月10万円以上稼ぐことは難しく、まだまだ声優1本で食べていけるには遠い状況だ。それでもなぜ声優を続けるのか。竹本さんは「声優として出たい番組や全国のテレビのナレーションをしたいという夢があるからこそやっていける」と語る。  夢を追い続ける人がいれば、一方で夢を諦めた人もいる。2月に投稿された「底辺声優の所感」というnote。そこには「声優を辞めた」「疲れた。疲れた。もう、疲れたのだ」「まるで大量生産の既製品を使い捨てるように、次から次へと若い能力を求めては乗り換える。これは搾取ではないだろうか」「私はいつしか『夢を追う人』から『夢に追われる人』になっていた」とつづられていた。  このnoteが投稿されると、すぐに話題になり、90万PVを超えた。これを書いた今年1月に声優を辞めたみちるさん(24歳)は「私みたいな感じで辞めていく人はすごく多い。今後将来、私たちみたいに辞めていく人がいたら不安なんじゃないかなって。指針を示したくって文章という形で残そうと思って書いた」と語った。  養成所を経て事務所に所属、20歳でデビューと、声優としての王道コースを歩んだみちるさん。それでも売れることは難しかった。 「容姿がかわいいとかかっこいいとかも求められる。『SNSのフォロワーが多い子の方がいいだろう』や『楽器ができる子がいいだろう』とか、役者としてのお芝居の力というよりは、付加価値というか。ただ頑張っているだけでは報われない、掴

続きはこちら

(2020/07/13)