藤井聡太七段が2日制タイトル戦の慣習「封じ手」を初めて経験 将棋王位戦第2局は1日目が終了(スポーツ報知)

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 将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦している第61期王位戦7番勝負第2局が13日午後6時、1日目を終えた。藤井七段は2日制のタイトル戦ならではの慣習である「封じ手」を初めて経験した。  史上最年少タイトル挑戦者と史上最年長初タイトル獲得者によるシリーズ。挑戦者の先勝で迎えた第2局は先手の木村王位の誘導で「相掛かり」に。主要戦型の中で最も定跡が整備されておらず、序盤から形勢が動きやすい戦いになったため、両者とも慎重に指し手を進めた。藤井七段は1時間25分の長考に沈む局面もあったが、形勢は一進一退。互角のまま1日目を終えた。  注目の「封じ手」は、39手目で自らの手番だった藤井七段が指し手を封じた。第1局では木村王位が封じ手をする側だっただけに、藤井七段にとって人生初の封じ手体験となった。  封じ手を巡っては過去のタイトル戦でもどちらが、どのタイミングで指し手を封じるかで微妙な駆け引きが演じられてきた。  2日目の対局再開時に開封される指し手が注目される。  ◆封じ手(ふうじて) 2日制のタイトル戦(竜王・名人・王位・王将)で1日目の対局中断時に行われる慣習。1927年、チェスの「シールドムーブ」を参考に報知新聞の生駒粂蔵記者が考案した。指定の時刻を迎えた時に手番を持った側は次の一手を自室で紙に記入し、封筒に入れて封をする。図面上で駒の移動を赤文字で記す。両対局者、立会人が封に署名。同じものを2封作り、1つを立会人、もう1つを対局場側が保管する。2日目の朝に開封。封じ手が明かされ、対局が再開される。封じ手がないと手番を持った側が1日目から2日目までの中断の間も考慮し続けられるため、持ち時間の公平性を保つために行われるようになった。囲碁のタイトル戦でも同様に行われる。

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(2020/07/13)