住民投票に必要な署名を静岡市長へ提出【記者解説あり】(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 必要な署名数を大きく上回りました。静岡市役所清水庁舎の移転に反対する市民団体が住民投票の署名を7月13日、田辺市長に提出しました。  市民団体は、津波浸水想定区域に計画されている静岡市の清水庁舎の移転に強く反対しています。住民投票で賛否を問おうと2020年1月から、清水区のほか葵区と駿河区でも署名活動を行いました。清水庁舎は耐震性の不足などの理由で移転して建て替える計画です。しかし、新型コロナの影響で一旦、ストップしています。6月末の市議会で田辺市長は「9月をメドに一定の方向性を示したい」と発言し、建設を進める方向に変わりはありません。市民団体が集めた署名は5万2300人分で、住民投票の直接請求に必要な条件を大きく上回りました。 <田辺信宏静岡市長>「法令にのっとた住民投票の請求ですので、声を尊重して行政手続きを進めて参りたいと思っています」  署名の提出とともに、市民団体は市長としっかり話しをしたいと要望書も提出しました <静岡住民投票の会 神戸孝夫代表>「本日は極めて限られた時間のため、市民の声を伝えることができずとても残念に思っています。つきましては臨時市議会開催までに、ぜひ貴職と本会との面談の機会を設けて下さい」  今後は田辺市長が意見を添えて、20日以内に市議会に議案を提出し、8月、臨時の市議会で審議される予定です。  取材にあたった熊坂記者です。5万人を超える署名を受けて、今後、市長や市議会はどう判断するのでしょうか。 <熊坂記者>田辺市長は、20日以内に賛成、反対などの意見を付けた上で議会に提出します。そして、住民投票をするか、しないか議会が判断します。市長は、6月末の議会で新しい清水庁舎について「9月を目途に一定の方向性を示したい」と発言しています。新型コロナの影響はあるものの、模索しながら再開を目指す方針です。正式な日程はこれからですが、住民投票条例案は8月上旬にも審議される見通しです。  たくさんの署名が集まり、市民の関心は高いですね。 <熊坂記者>5万人を超える署名が集まったのは、静岡市が政令指定都市になってから初めてです。市民は慎重な議論を期待しています。

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(2020/07/13)