絶望する人に希望をもたらす経済学 2019ノーベル賞学者の提案(NIKKEI STYLE)

【リンク先抜粋】
彼らの業績は「RCT(Randomized Controlled Trial)」という実験手法を開発経済学に適用したことです。「ランダム化比較試験」と表現されるこの方法は、無作為(ランダム)に抽出した集団で、特定の施策が果たして有効に働くかどうかを測ることに使います。本書では、一例として省エネ対策の効果測定が紹介されています。それはランダムに選んだ世帯に定期的にエネルギー報告を届ける「実験」でした。報告にはエネルギー消費量の近隣世帯との比較データを付けてあります。あとから調査してみると、報告を受け取った世帯ではエネルギー消費量が減っていました。彼らは熱心に節約に取り組んだのです。さらに、この傾向は報告書送付をやめても続くことが判明しました。つまり報告の配布が有効だったのです。このようにRCTは、ものごとの因果関係を推論するのに役立ちます。薬の治療効果を確かめるために実施する「治験」に似た手法です。

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(2020/07/13)