アイヌ文化を見て触れて知る。北海道白老町に開業した「ウポポイ(民族共生象徴空間)」に行ってみた(Impress Watch)

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 アイヌ民族文化財団は7月12日、アイヌ文化復興の中核施設「民族共生象徴空間(通称:ウポポイ)」(北海道白老郡白老町若草町2-3)を開業した。本稿では、開業に先駆けて実施した内覧会の模様をお伝えする。 【この記事に関する別の画像を見る】  ウポポイは、北海道の先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」と、体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」「慰霊施設」などから成るアイヌ文化の復興・創造の拠点となる施設だ。 ■国立アイヌ民族博物館  エントランスロビーを抜けエレベーターに乗り2階に上がると、ポロト湖を一望できるパノラミックロビー。博物館の展示室への入り口はその奥にある。  最初に入る基本展示室は「私たちのことば」「私たちの世界」「私たちのくらし」「私たちの歴史」「私たちの仕事」「私たちの交流」の大きく6つのテーマごとに、アイヌ文化で使われていた道具や衣類、資料などが展示されている。基本展示室中央には時間のない団体旅行者向けに、短時間で6つのテーマすべてを見ることができる円形のプラザ展示も用意されている。  装飾品や模型、立体パズルなどに実際に触れることでアイヌ文化を知ることができるコーナー「探求展示」も3区画用意されていたが、新型コロナウイルス拡大防止のため、残念ながら現在は実際に触れることができないようになっている。  次に特別展示室では、開館記念特別展として「民具の継承」「アイヌ語の継承」「芸能の継承」「現在の継承者」「現在の匠 優秀工芸師」の5つのテーマを展示。これは開業日の7月12日から11月8日までの期間限定となっている。  内覧会のあいさつに立ったアイヌ民族文化財団 運営本部長の對馬一修氏は、「ウポポイはアイヌ文化の復興のナショナルセンターということで、アイヌの方々を中心に文化の継承、新しい文化を作るということが大きな目的です。それがしっかり行なわれるには、アイヌの方を中心に、文化にかかわる方がしっかり活動できる環境となることと、国民に広くアイヌ文化・歴史をしっかり理解していただくことが大事」と語った。 ■体験交流ホール  国立アイヌ民族博物館から外に出て、橋を渡ったところにあるドーム型の建物が「体験交流ホール」。こちらではアイヌ古式舞踊や楽器演奏、語りの「シノッ」と、アイヌに伝わる物語の短編アニメ

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(2020/07/13)