球界のご意見番・張本氏、巨人・原監督&阪神にダブル・エールのワケは?(夕刊フジ)

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 【江尻良文の快説・怪説】  球界ご意見、張本勲氏の怪。12日、TBSテレビ系列のサンデーモーニングにリモート出演し、長嶋監督の通算1034勝に並んだ首位の巨人・原監督を激賞。同時に最下位に低迷の阪神にも「まだまだチャンスはあります」とダブルエールうを送った真意とは?  「ミスターに並ぶ1034勝。まさにあっぱれだ。さい配、行動力、ベテランであっても容赦しない厳しさを持つ。そして発信力」と原監督を褒めちぎった張本氏。さらに巨人監督通算最多勝利記録、V9川上監督の通算1066勝更新の際にまで早々と言及し、「大あっぱれ」を予約した。  「(更新すれば)大あっぱれだと思う。長いプロ野球の歴史に残るし、巨人にとっても功労者と言っていいだろう」  日頃のシビアな一刀両断とは無縁で、球界ご意見番らしさはまるでなし。しかも、なんと最下位に低迷する阪神まで救済した、この弁には誰もが耳を疑っただろう。  「このチームは外国人次第。まだまだチャンスはあります」。突然毒をなくし、豹変の球界ご意見番。どうしたのかといろいろ楽屋裏を探ってみると、いまだ終息しないおさまらない新型コロナウイルス禍に行き着く。  今回の世界的な感染パニックに関し、張本氏のスタンスは終始一貫してブレがなかった。「野球どころではない。日本にとっての国難だ」と。韓国や台湾が日本より一足先に開幕したことにも、「まだ早すぎる」と批判している。  そして日本プロ野球は予定より3か月遅れ、しかも無観客試合でようやく開幕。10日から5000人まで、さらにさまざまな応援規制もついて、ファンが球場に行けるようになったばかりだ。そんな状況だけに、球界大物OBとしてはしばし毒舌封印し、日本球界盛り上げに徹するつもりか。  そういえば、紅白戦で674日ぶりに実戦登板し、打者10人に対し50球、7四球の大乱調だった米大リーグ・エンゼルスの大谷には遠慮なく毒舌を振るった。「肘をかばって投げてるから、制球も悪いし球も遅いね。難しいなあ、大谷は、今年は」。張本氏独自の「なんでみんな、メジャーリーグなんかありがたがるのかわからん。メジャーでなくダメジャーなのに」という哲学は不変だ。(江尻良文)

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(2020/07/13)