ギリギリ39歳…松坂大輔と藤川球児、間違えられない「売りどころ」と「引き際」(夕刊フジ)

【リンク先抜粋】
 14年ぶりに古巣西武に復帰した松坂大輔投手(39)が、1軍公式戦のマウンドに立たないまま、今月5日に頸椎の手術を行ったことが分かった。長期離脱は必至で今季絶望の可能性もある。さらに“松坂世代”で初の名球会入りへ、あと5セーブに迫る阪神・藤川球児投手(39)も12日、右肩コンディション不良のため1軍出場登録を外れた。前例のない新型コロナウイルス禍のシーズンに、キャリア最晩年の岐路に立った同級生2人は、自らの引き際にどんな計算を巡らせているのか。  ■松坂、長期離脱の手術に踏み切った目算は?  日米通算21年間の現役生活を続けてきた肉体には、限界が訪れつつあるのか。西武は12日、松坂が5日に茨城県内の病院で「脊椎内視鏡頸椎手術」を受けたと発表した。新型コロナウイルス感染拡大により外出を自粛していた、5月ごろから首の痛みと右手のしびれが強くなったという。  3月末に右膝に注射を打つなど万全とはいえないコンディションでも、1軍のマウンドを目指してきたベテラン右腕。4-6月の自主調整期間には球団外の施設で自主トレを続け、スタッフの間でも「誰も松坂を見てないんだけど大丈夫なの?」と心配の声が上がった。それでも6月に全体練習が再開されると、本拠地のブルペンに入りアピール。6月7日の中日との練習試合(メットライフ)で1回を無失点に抑えたが、辻監督の開幕1軍の構想から外れた。  以降は2軍で調整を続けてきたが、最後の実戦登板から1カ月後というタイミングで長期離脱を伴う手術に踏み切った。球団幹部は「しっかりリハビリしてほしい。ファンも待っているし、今季中にメットライフドームに戻ってきてもらいたい」と話すが、球団関係者は「どれだけ早くても、10月中に戻ってこれるかどうか」とみる。首脳陣からは「今季はもう無理だろう」と絶望視する声も聞こえてくる。  もっとも、営業サイドにとってみればありがたい英断だろう。西武で一時代を築いた元エースの古巣復帰に、集客力を見込んでソロバンを弾いた側面は否めない。だがコロナ禍で無観客での開幕となり、8月1日から収容人数の50%まで客入れを解禁する予定も、首都圏で感染が再拡大して不透明感を増してきた。  大して観客を入れられないシーズンに、集客力があるスターに体調不安を抱えたまま、無理を押して投げてもらう必要はない。スタンドを満員にできる環境が整っ

続きはこちら

(2020/07/13)