コロナなんかに負けるか!ロックサムライは笑う! ロフト創始者・平野悠氏インタビュー 13日に渋谷でトークライブ開催(夕刊フジ)

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 「あのキヨシローが客ゼロの時代から、一転してロックがお茶の間にあふれる時代まで、いろいろ見てきたよ」。50年にわたって手がけてきた音楽シーンの記憶をつづった新著『定本ライブハウス“ロフト”青春記』を手に語るのは、このコロナ禍で“時の人”となったロフト・プロジェクト創始者、平野悠氏だ。  「コロナ感染者が出てライブハウス・バッシングの矢面に立ち、こんな形で注目されるなんて想定外だったよ」と苦笑。感染を公表し、関連12店舗を自粛休業し、会長職を辞した。ライブハウスの休業要請は解除されたが、50人の社員を抱え、収入ゼロの中、いかに苦境を乗り越えるのか。  「とりあえず融資先を見つけ、どかんと2億円借金したよ。後の返済は社長以下、優秀な社員諸君、頼んだよって(笑)。来月は配信ライブを何本とか、みんな新戦術に知恵をしぼっている」  1971年、政治の季節に別れを告げ、日本最初のライブハウスを立ち上げた。下北沢ロフト、新宿ロフトは山下達郎、サザンからBOOWY、人気ロッカーの登竜門となり、全国2000軒のライブハウス・ブームを導いた熱血漢もいまや70の坂に。  「若造が、国や行政に“休業補償しろ”なんてさ、ロックが権力に頼るなんて、そりゃないだろって、つっこみたくもなるよ。俺はもう自分のやりたいことやるだけさ」  “人生に第二幕はない”とは「偉大なるギャツビー」を書いたフィッツジェラルドの言葉だが、この人には二幕も三幕もあるようだ。  先ごろ発売された小説『セルロイドの海』は、小田実の「何でも見てやろう」のバイタリティーと、五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」、沢木耕太郎の「深夜特急」のリリシズムを併せ持ったトラベローグ小説の傑作。飛ぶような売れ行きを見せているという。  「一応、小説という形にしたけれど、80年代のバックパッカーでの旅と最近のピースボート世界一周の旅で実際に体験した強烈な恋、年を取っても魂が震えるような恋ができるんだぜってメッセージをこめて書き上げたんだよ」  ピンチをチャンスに変えて文学者デビュー宣言か。座右の銘は「造反有理」。そして「人生は旅である!」。  「どうやってコロナを乗り越えていくかなんて誰もわからない。不謹慎な言い方かもしれないけれど、僕らは実はとてつもなく面白い時代に生きているんじゃないかい」  13日、2冊の刊行記念トー

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(2020/07/13)