東京都、高齢者への飛び火を警戒 「夜の街」関連以外も感染拡大傾向(産経新聞)

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 東京都を中心とした首都圏で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染経路に変化が生じ始めた。13日、新規で確認された感染者は119人だったが、12日まで4日連続で200人を超えており、高水準が続く。ここ数日間で、これまで大半を占めてきた「夜の街」に関連する若年層以外でも、家庭内感染など別の感染経路が増加傾向にあることが顕著になってきている。都幹部は「若者から、重症化しやすい高齢者に飛び火する兆候」と見て、警戒を強めている。  10日、都内ではこれまでで最も多い243人の感染者が出た。このうち、夜の街に関連する感染者は110人。20代と30代だけで7割以上に上るなど、依然として夜の街の若年層が感染の中心を占めた。  一方で、この日は家庭内での感染も17人と二桁に上ったほか、居酒屋での飲み会など会食に関連する感染も31人いた。家庭内での感染では、60代の夫と50代の妻が娘からうつされるなど、若年層から親世代への感染も見られた。会食関連でも高齢者が含まれ、60代の男性が仲間内で会合した結果、感染していた。  日ごとに増減があるため単純な比較はできないものの、10日からちょうど1週間前の3日、全体の感染者数124人のうち、家庭内感染はわずか2人に過ぎず、会食関連も18人だったことを見ると、大幅に増加している。都の担当者は「最近は家庭内や飲み会などでの感染が目立つようになってきた」と語る。  小池百合子知事は会見でも「夜の街という限定的なエリアから、感染が高齢者に広がった場合に医療体制が逼迫(ひっぱく)する恐れがある」とたびたび述べ、警戒感を示している。実際、ホストから両親に感染したケースも確認されており、都幹部は「市中感染一歩手前という危機感は持っている」と警鐘を鳴らす。  また、都内では6月30日~7月5日に開催された舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」でクラスター(感染者集団)が発生し、出演者や客ら少なくとも30人の感染が確認されている。  小池氏は13日、会場と主催者側に詳しい状況を調査する考えを示した上で、次第に増加していくと見込まれるイベントの開催をめぐって、「今後の進め方にも関わってくる話だ」と述べた。

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(2020/07/13)