【コラム】「習主席たたき」のトランプ大統領に中国が「あと4年」叫ぶ理由(1)(中央日報日本語版)

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「クンフルー(kung flu)。まさにクンフルーだ」。先月、選挙の遊説でトランプ米大統領は新型コロナウイルス感染症をこのように呼んだ。中国武術クンフーとインフルエンザ(flu、フルー)の合成語で、新型コロナが中国の責任という点を強調するために作った言葉だ。中国を嘲弄する新造語にトランプ大統領の支持者は歓呼したが、中国は心中穏やかでないだろう。 「中国たたき」戦略で執権したトランプ大統領は任期中、終始、中国を攻撃するような態度を見せた。中国が米国の雇用を奪って経済的に搾取していると主張し、中西部「ファームベルト」の農業従事者とさびついた工業地帯「ラストベルト」の労働者支持を得て当選した。 就任後は中国を相手に貿易戦争をした。大規模な中国産製品に高率関税を適用すると、中国経済もふらついた。昨年、中国の国内総生産(GDP)は6.1%の成長にとどまり、29年ぶりの最低値となった。米国も打撃を受ける激しい戦いになったが、今までどの大統領もこのように中国に圧力を加えたことがなかったというのがトランプ大統領の自慢だ。 こうしたトランプ大統領は中国にとって嫌な相手ではないのだろうか。内心、トランプ大統領が再選に失敗し、民主党のバイデン候補が当選することを望んでいるのではないだろうか。中国が次期米国大統領でどの候補を好むかは分からない。内部で意見が一致するかどうかも分からない。ただ、最近、ワシントンと北京では「中国はむしろトランプ大統領の再選を望んでいる」と分析する専門家が多い。 中国の立場でトランプ大統領が「容易な相手」というのが最も大きな理由だ。トランプ大統領は「取引が可能な人」というのが中国の評価だ。トランプ大統領の関心事は、中国が農産物やエネルギーなど米国産商品をどれほど購入するかに集中している。 歴代の米国大統領とは違い、香港・台湾問題など政治・人権・地政学的問題には相対的に関心が低い。トランプ大統領は中国の香港国家安全維持法制定、ウイグル族人権弾圧など中国が敏感に反応する部分に対して個人的な意見を出さない。 英時事週刊誌エコノミストは、中国の立場でトランプ大統領は「無知で気まぐれで煩わしいが、使い道がないわけではない」と分析した。中国をイデオロギーが異なる敵としてのみ見るのではなく、価格が合えばいくらでも取引できる相手と見るのがトランプ大統領の使い道という評

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(2020/07/13)