【コラム】「習主席たたき」のトランプ大統領に中国が「あと4年」叫ぶ理由(2)(中央日報日本語版)

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中国政府の口の役割をする胡錫進グローバルタイムズ編集長は5月、トランプ大統領に送る公開ツイートで「我々はあなたの再選を願う。世界が米国を嫌悪するように導き、中国国内の団結を促進するため」と伝えた。 同盟より米国優先主義を前に出すトランプ大統領の再執権が長期的には中国に利益という主張も出ている。ジュネーブ国連本部駐在中国副代表を務めた周小明氏はブルームバーグ通信のインタビューで「トランプ大統領は同盟関係を破壊しているが、バイデン候補は同盟と連帯して中国を標的とする可能性があるため、バイデン候補の当選が中国にはさらに危険かもしれない」と述べた。 実際、バイデン候補は中国を孤立させて対抗するための国家間連合体を構成すると明らかにしている。バイデン候補は「民主国家と一緒にする時、我々の力は倍以上になる。中国は世界経済の半分以上を無視できなくなるだろう」と語った。 トランプ政権は北大西洋条約機構(NATO)維持に関心がなく、世界保健機関(WHO)脱退手続きを進めている。英国・カナダ・フランス・ドイツなどとの関係も揺らいでいる。ブルームバーグ通信が元・現中国官僚9人をインタビューした結果、米国が伝統的な同盟と力を合わせる場合、中国にさらに大きな脅威になると考えていることが分かった。 中国はトランプ大統領の外交政策が一方的で、個人レベルを強調し、金銭的取引に執着することで、伝統的な同盟体制を弱めていると見ている。 米時事週刊誌アトランティックは「トランプ大統領はアジアに対して貿易問題と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と時間浪費すること以外には時々好奇心を持つ程度の関心しかない」とし「トランプ大統領が米軍駐留費用と貿易問題で最も近い同盟である韓国・日本と緊張関係を継続しているという点に北京は注目している」と伝えた。 こうした中、トランプ大統領が習主席に再選支援を露骨に要請した点はアイロニーだ。ボルトン前補佐官は「トランプ大統領は大阪で習主席と対話中、話題を変えて米国産農産物を大量購入し、大統領選挙で勝利できるよう支援してほしいと頼んだ」と主張した。 「フォー・モア・イヤーズ(Four more years)」。支持者がトランプ大統領の再選を求めて叫ぶスローガンだ。今は中国がこのスローガンを胸中で静かに叫んでいるというのが、ワシントンと北京の見方だ。

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(2020/07/13)