中日ビシエド、声援「聞こえてたよ」サヨナラ弾(日刊スポーツ)

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<中日3-2広島>◇10日◇ナゴヤドーム 中日が今季初のサヨナラ勝ちで、引き分けを挟んだ連敗を2で止めた。4番ダヤン・ビジエド内野手(31)が広島戦の延長10回、リーグ単独トップに立つ7号ソロを放って試合を決めた。打線改造が施される中、唯一不動の主砲が大仕事をして、チームは4位浮上。無観客で行っていたプロ野球が観客入場を解禁した初日からナゴヤドームに歓喜の声が戻ってきた。 【写真】左中間にサヨナラ本塁打を放ったビシエドを迎える中日ナイン    ◇   ◇   ◇ 2-2で迎えた10回1死走者なし。ファンの声援を追い風にしてビシエドの打球は左中間へ一直線に向かった。サヨナラ本塁打。チームの連敗を止める1発を4番が決めた。 「ホームラン、ホームラン! ビシエド!」。打席に入る前、応援がスタンドに響いた。今季初めて観客を入れた試合。声援は控えるよう伝えられていたが、自然発生。「聞こえてたよ」というビシエドは、広島フランスアの4球目、149キロ直球を完璧に仕留めた。 17年5月19日広島戦の10回に放って以来、自身3発目のサヨナラ本塁打。そのすべてが本拠地、それも同じ延長10回に決めている。ビシエドにとって新たな「ラッキーナンバー」になってきそうだ。 この日の竜打線は阿部、平田、福田をスタメンから外し、溝脇、井領、遠藤を並べた。開幕から19試合、打順が変わらなかったのは4番ビシエドだけ。来日5年目の不動の主砲は役目をきっちりと果たした。与田監督も主砲の一振りを絶賛した。「バットに当たった瞬間に行った! という当たりだった。さすが4番」。7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で自ら認めた采配ミスから連敗。ムードを拭い去ってくれた。 ビシエドはこれで12試合連続安打で、しかもこの間、6本塁打の固め打ち。7本塁打は広島鈴木誠をかわしてリーグ単独トップとなり、「打席での感覚が良くて、いいスイングになっている。バットにボールが飛んでくる感覚だよ」と独特の言い回しで好調の感覚を表現した。120試合なら年間44本まで伸ばせる計算で、首位打者に輝いた18年の26本を大きく上回るペース。本塁打王の初タイトルも期待できる。生観戦で見届けた4958人もその思いを強くしたはずだ。【伊東大介】 ▽中日大島(9回に同点犠飛) 同点においつけたので最低限の仕事はできました。自分で決めようと思

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(2020/07/10)