コロナ薬候補「アビガン」明確な有効性みられず 藤田医科大(産経新聞)

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 藤田医科大は10日、新型コロナウイルスの治療薬として期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の臨床研究に関する最終結果を公表し、投与した患者は「ウイルスの消失や解熱に至りやすい傾向がみられた」とする一方、有効性について統計的に明確な差はなかったとの見解を示した。  土井洋平教授は、より多くの患者を対象に実施すれば明確な差に達した可能性があると指摘。「今回の結論からは、アビガンの有効性が確認できなかったとはいえない」と話した。  臨床研究は無症状や軽症の患者計89人を対象に実施。入院初日からアビガンを投与する集団と、5日目まで投与しない集団に分け、6日目のウイルス量や、解熱までの期間を比較した。  その結果、6日目の時点でウイルスが消失していた割合は、初日から投与した患者が66・7%、投与しなかった患者は56・1%で、投与した方が消失しやすい傾向がみられた。  体温が37度5分未満に下がるまでの平均日数は、初日から投与した患者が入院から2・1日だったのに対し、投与しなかった患者は3・2日で少し長かった。

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(2020/07/10)