コロナに負けず、30年目も 山村若佐紀さん「子ども上方舞教室」来月開講(産経新聞)

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 200年以上の歴史をもつ上方舞山村流の代表格の一人で、旭日小綬章受章者の山村若佐紀(わかさき)さんが指導する「子ども上方舞教室」が8月から、大阪府東大阪市下小阪の小阪公民分館で開かれる。今年は30年目の節目。12月まで計5回の教室を開催し、伝統の舞を次代に伝える。  今年は若佐紀さん自身、新型コロナウイルスの影響で、約2カ月間にわたり活動休止を余儀なくされた。子ども教室についても一時は中止を考えたが、継続を望む声が寄せられたこともあり、「子供たちが古典芸能にふれる貴重な機会を途絶えさせてはいけない」と実施を決断。感染予防策をしっかり施した上で、指導に当たることにした。  上方舞山村流は江戸時代の文化3(1806)年、大阪で創流された。子ども教室は、上方舞の普及に尽力する若佐紀さんが毎年開いており、教室出身者から名取が生まれるなど後進の育成にもつながっている。  若佐紀さんは「コロナと共存せざるを得ない時代でも、上方舞は残していきたいし、残さなければいけない。古典芸能になじみのない子供たちにも興味を持ってほしいし、例年以上の思いがある」と話す。  感染予防のため受講生を2、3人ずつのグループに分け、十分に距離を取った上で稽古をつける。マスク着用とし、会場には消毒液を用意。換気も徹底する。  対象は幼児、小中高校生で、受講料は無料。さまざまな曲の中から受講生が好きな1曲を選び、5回の稽古で舞を仕上げる。  初回は8月8日で、9月以降も月1回のペースで土曜日に開講。浴衣、帯、足袋は各自持参だが、なければ洋服でも構わない。申し込み、問い合わせは、山村若佐紀上方舞研究所(06・6722・3708、ファクス兼用)。

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(2020/07/10)