新型コロナ、東京の感染者243人で最多更新 防止策実施の店舗など発信へ(産経新聞)

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 東京都の小池百合子知事は10日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染が新たに243人報告されたことを明らかにした。1日当たりの新規感染者数は9日の224人を上回り、2日連続で過去最多を更新。会見に続いて開かれた神奈川、千葉、埼玉の3県知事とのテレビ会議では、首都圏全体で「夜の街」関連の感染が広がっている現状を踏まえ、感染防止策を実施している店舗や施設の情報をデジタルサイネージ(電子看板)などを通じて発信する方針を確認した。  都関係者によると、243人のうち20代と30代で8割近くを占めた。また、繁華街を中心とした新宿エリアでの感染者が約100人に上るという。  都内の新規感染者は5月25日の緊急事態宣言解除後に増加傾向にある。今月2~7日は6日連続で100人を上回り、9日から2日連続で200人を超えた。小池氏は会見で、感染者数の増加について「検査数が増えたことで陽性者が増えた面もあるが、さらなる警戒が必要だ」と語った。  感染者のうち、ホストクラブやキャバクラの従業員など夜の街関連が3~4割程度を占める状態が続く。  小池氏は、情報通信アプリ「LINE」を使ったサービスなど新たな重点策を提示。相談対応のほか、導入した店舗側に2次元コードが発行され、登録した従業員や客らに感染者の発生日時などが通知されるという。現役ホストらが登場する啓発動画も作った。  大規模な繁華街の池袋を抱える豊島区では、ホストクラブの従業員らへのPCR検査を進め、集団感染が起きた店舗への休業要請や協力金の支払いなどを検討している。都は他の区市町村に対しても必要経費を負担する方針で補正予算案に盛り込んでおり、小池氏は「今後も取り組みをサポートしていく」と述べた。  その上で、感染防止と社会経済活動の両立について「世界のモデルになる『新しい日常』づくりに協力してほしい」と呼びかけた。  3県知事との会議では、埼玉県の大野元裕知事が「夜の街関連を中心に感染が増えている。東京に勤めている人も多く、(感染拡大防止には)一定の行動抑制が必要」と指摘。神奈川県の黒岩祐治知事や千葉県の森田健作知事も夜の街関連と20~30代の感染者が増えている現状を報告し、1都3県での連携の必要性を強調した。

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(2020/07/10)