「また登園できなくなったらどうすれば…」 保育園、学校の感染者増で保護者ら困惑(産経新聞)

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 首都圏を中心に、新型コロナウイルスの感染が再び拡大している中で、子供たちのいる保育園や学校などでも感染者が相次いで確認されており、危機感が高まっている。  東京都内では9日に江東区、足立区、港区で保育士らの感染を確認。千葉県でも小学校の児童1人の感染が分かったほか、さいたま市でも市立中の女子生徒の感染が確認されるなどしている。  東京都渋谷区の女性会社員(31)の長女(2)が通う保育園は、感染防止のため、保護者は教室に立ち入らないなどの対策が取られているという。「都内の感染者数がいきなり200人を超えて驚いた。娘が感染しないか不安で、手洗いなどしっかりしていきたい。一方で、感染者の多くが夜の街関係と聞き、そういった場所に行かなければ大丈夫なのかなとも思う」と困惑した様子だ。  女性は「臨時休園中は娘と過ごす時間が増えてうれしかったけれど、イヤイヤ期が重なり、つらいこともあった。親子ともにストレスもあったと思う」と自粛生活を振り返る。さらに、「これからは夏休みのレジャーシーズンで、本当は旅行に行くなど娘にさまざまな体験をさせてあげたかったが、それも難しいだろう。この夏をどう過ごせばよいのか…」と頭を抱えた。  「ひたすら怖い…」と話すのは長男(4)が保育園に通うさいたま市の女性会社員(33)。緊急事態宣言の発令中は感染が怖かったこともあって登園を控えて自宅にこもっていたが、先月からほぼ通常通りの勤務に戻っている。「もちろん命が一番大事で、子供と一緒にいる時間が増えたのはうれしかった。けれど、子供がいる中で仕事をするのは大変だったので、また登園できなくなるのも困る」と話す。  板橋区の保育園の男性園長は職員のマスク着用に加え、保護者にも玄関での手洗いをお願いしているという。その上で、「一日単位の数字の変化で一喜一憂し、感情的になると、差別的な対応にもつながりかねない。保育園側が冷静でいることが大切だ」と強調する。  ただ、事態の推移には注意を払っており、「これから爆発的に感染者が増え、再び緊急事態宣言が発令されるかもしれない。そうした場合に備え、この1カ月半の間の保護者への連絡手段などについて、良かった点や改善点を分析している」という。(小林佳恵)

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(2020/07/10)