『第2波』なのか?厚生労働省のクラスター対策班メンバー・古瀬祐気特定助教に聞く(MBSニュース)

【リンク先抜粋】
 7月10日、東京都では新型コロナウイルスへの感染者が過去最多となる243人確認されました。小池百合子知事は、1日あたりのPCR検査数が増えたことで全体の陽性者数が増えているとしています。  大阪府では、7月9日には緊急事態宣言解除後で最多となる30人の感染が判明。10日にも22人の感染が判明していて、特に若者の間で感染が拡大しています。  これは、第2波ではないのでしょうか?  7月10日、厚生労働省のクラスター対策班のメンバーでもあり、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の古瀬祐気特定助教に話を聞きました。 (Q東京都の感染者数や増え方をどう見ている?)  数は確かに多いなと思います。ただし気をつけないといけないのは、検査の体制が変わってきていますので、4月の上旬にも感染者数200人が報告されていましたが、その時と比べると、無症状の方や接触者を広く調査していますので、単純にこの人数を4月の人数と比べることはできない。今の方が見えている範囲は広いんだろうなと思います。 (Q今回の増加傾向は第2波と言える?)  第2波に決まりがあるわけではないんですけども、確実に感染者は増えてきているので、このまま大きな波になってしまう可能性もあるかなと見ています。 (Q国の「緊急事態と言えるような状況ではない」とする説明は合理的?)  緊急事態宣言を出すか出さないかについては、医療体制のひっ迫があるかないかという観点が重要ですが、今回は感染者の数に比べて重症化している方が少ないですので、4月に比べるとまだまだ医療体制に余裕がある。しかしながら、検査の件数が増えてきて陽性率が減ってはきているんですけども、検査数が増えてきたのは徐々に変わってきていることであります。例えば先週と今週を比べた時に、検査の体制とかキャパシティに大きな差はない。でも数を見ると間違いなく今週の方が先週より多い。ということは、検査の体制が違うので4月の時点と比べることは難しいのですが、今週と先週を比べた時に数が増えてきているのは間違いなく感染の拡大を表している数字だと思います。 (Q東京都の7月9日の感染確認は224人で、うち感染経路不明者は104人。これについては?)  流行の初期の頃、2月3月ごろは感染経路不明者は全体の2割とか3割しかいなかったのですが、現在は半分を超えるようになってきて、これ

続きはこちら

(2020/07/10)