民意は 垂水市新庁舎計画 住民投票へ(KKB鹿児島放送)
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鹿児島県垂水市が示している新庁舎建設計画の賛否を問う住民投票条例案が、きょうの市議会本会議で全会一致で可決されました。来月中にも住民投票が行われる見通しです。
垂水市は旧垂水フェリー駐車場跡地に建設費およそ37億円をかけて、新しい庁舎を建設する計画です。去年12月には市民グループが「海の近くは防災上問題がある」と市の計画に反対し、建設場所を問う住民投票条例の制定を直接請求しましたが、市長が「住民投票の必要はない」と意見書をつけ、議会で否決されています。
きょう一転して、尾脇市長が住民投票条例案を臨時会に提出し、全会一致で可決されました。このタイミングでの提出に尾脇市長は、建設計画の詳細が決まり、先月の最終本会議で建設に関わる予算案が可決されたのがのが理由だと述べました。
また、新庁舎移転のための位置条例の改正には議員の3分の2の賛成が必要で住民投票で賛成が過半数をしめれば、議員の支持も得られるという考えです。
一方、市民団体は、住民投票の実施は歓迎だとしつつも、市民を置き去りにして計画を進めてきたからこその混乱だとコメントしています。来月中にも住民投票が行われる見通しです。