放火 元消防団員の男に懲役14年求刑(KKB鹿児島放送)
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おととし、鹿児島県にある奄美大島の龍郷町で住宅など11棟を全焼させた罪に問われている元・消防団員の男の裁判で検察側は懲役14年を求刑しました。「消防団員の出動手当を得るため」だったなどと指摘しています。
起訴状などによりますと龍郷町嘉渡の無職、松元裕太被告(30)はおととし7月17日と19日の深夜に空き家に火を放ち、隣接する住宅5棟を含むあわせて11棟を全焼させたほか、空き家などの一部を焼いた現住建造物等放火などの罪に問われています。
松元被告は火を放ったことは認めましたが、「人が住んでいる家に燃え移るとは思わなかった」として一部、否認しています。検察側は「現場は住宅密集地で延焼する危険を十分認識できた」としたうえで「消防団員の出動手当を得ることなどを目的とした身勝手な犯行」として懲役14年を求刑しました。
一方、弁護側は更生を考慮した量刑を求めました。判決は今月17日に言い渡されます。