コロナがもたらした債券投資の新常識、低金利の長期化に備え選別投資=アセマネOne債券FMの市場見通し(モーニングスター)
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安定したパフォーマンスが期待でき、かつ、株式に対するリスクヘッジの手段になるとして重宝されてきた債券運用が、ここ数年の世界的な低金利によって従来期待されてきたパフォーマンスが出せなくなってきている。そこに加えて、コロナショックで世界各国が政策金利の引き下げと、大規模な財政出動を実施した。このコロナの影響が、今後の債券市場にどのように響いてくるのか、アセットマネジメントOneの外国債券ファンドマネジャーの竹井章氏が、7月8日に開催した機関投資家向けWebセミナーで解説した。
「失われた20年」といわれる低成長期を抱える日本では、先進国の中でも低金利時代が長く続いている。1999年2月に始まったゼロ金利政策は、2016年2月にはマイナス金利政策になり、長引いた超低金利によって、国内債券でプラスのリターンをあげることは極めて厳しい状況になった。国内投信のカテゴリー別トータルリターンを平均して求めているモーニングスターインデックスの「国内債券型」は、6月末現在のトータルリターン1年でマイナス1.77%だ。