憧花ゆりのさん月組娘役から宝塚ホテル支配人「運命」第2幕!(スポーツ報知)

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 宝塚歌劇の本拠地・宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)の西隣に先月21日、新しくなった宝塚ホテルが移転オープンした。元月組娘役のOG・憧花(とうか)ゆりのさんが、同ホテル支配人として奮闘している。18年11月の退団まで2年以上、組長を務めた経験の持ち主は「ファンの方との仲介、橋渡し役として、アットホームで過ごしやすいホテルを目指し、一日一日、より良くしていきたい」と舞台づくりと同様の“進化”に情熱を注いでいる。(筒井 政也)  阪急宝塚南口駅前に1926年に開業し、ファンや地元民に愛された伝統あるホテルが令和に移転。公演休止で寂しげだった大劇場周辺ににぎわいをもたらしている。「初日はお客様の密が心配でしたが、安全に配慮しつつ、いい開業を迎えることができました」と、ひとまずホッとした表情。  驚きの転職だ。退団後は「次の生きがいを見つけよう」と大学で音楽の勉強などをしていたが「自分の根本として、宝塚は切っても切れないと1年たってやっと分かった」。そのタイミングで「ホテルと歌劇との結びつきをより強くしたい」と支配人のオファーを受けた。「19年やってきたことを生かしながら、違う分野に入っていける。運命的に『やるべきだな』と」。組長として初めて臨んだ大劇場公演「グランドホテル」の劇中のように、毎日様変わりする世界に飛び込んだ。  館内を見回る姿には、元タカラジェンヌらしい気品がある。「立ち居振る舞いをシンプルに。舞台経験が生きているのかな」と話す一方、未知の驚きも。「『おもてなし』として、お客様が何を求めておられるか、素早く察知するのは(スタッフは)さすがプロ。舞台は非現実的なものを作りますが、ホテルはお客様とも距離が近い。社会人として勉強になりますね」  それでも組長時代は、約70人以上もの後輩を見守る重責を担った。「今は『まとめる』ことは全然できていませんが、人の意見を聞けるようになったことは役立つかな。組子って本当にいろんなことを言ってくるんですよ(笑い)。一生懸命やっていく中での悩みを受け入れつつ、常に前向きな状態にさせる」と組長の仕事を振り返り「ホテルを盛り上げ、統率する人ってすごく大事。総支配人からいろいろ教えていただいて、段取りなどを見て学んでいます」。チームプレーは舞台とも共通することだろう。  理想のホテル、支配人像を聞くと「普通のホテルではないんです、

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(2020/07/10)