【七夕賞】“福島LOVE”クレッシェンドラヴは高配の誘惑断ち切る堅軸(東スポWeb)

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【七夕賞(日曜=12日、福島芝2000メートル)新バージョンアップ作戦】2004年まで1番人気26連敗というとてつもない記録を含め、波乱の歴史に彩られているのがGⅢ七夕賞。穴馬に目がいきがちな誘惑を完全に断ち切った新VU作戦の明石尚典記者はクレッシェンドラヴに◎。昨年の2着馬で、当舞台3戦3連対の“福島の鬼”で勝負する。  昨年は3→2→12番人気の順で入線し、3連単17万2290円。一昨年が11→4→12番人気で同256万3330円。過去10年まで視野を広げても2桁人気の馬券絡みが珍しくない。  ハンデ戦らしい“荒れる”レースキャラに加えて、日本各地に甚大な被害をもたらした大量の雨。当日の馬場レベルすら未知数となれば、ついついアッと驚く伏兵に狙いを定めたくなるところだが…。先週までのJRA全1851鞍で2桁人気Vはわずか86鞍。率にして5%足らずのゾーンを決め打ちするのは、相当にリスキーと言わざるを得ない。的を正確に射るには、やはり能力優先のスタンスがベスト。高配当の誘惑に負けることなく、大前提を堅持しての軸決めといきたい。  福島10ハロンは〈1・2・0・0〉。劣勢のトップハンデ馬(57キロタイ)でも軽視できないのがクレッシェンドラヴだ。昨年4月の福島民報杯は前後4ハロン45秒2→48秒9のハイラップながらも、ラスト2ハロンの落差がわずかに0秒1(12秒0→12秒1)。スピード持続力と瞬発力が高いレベルで要求される流れで、自身前後3ハロン36秒3→36秒4とブレのないラップを刻んで2着。続く七夕賞も大幅な前傾ラップ(前後4ハロン46秒2→49秒5)とはいえ、ラスト2ハロンが合計25秒3(12秒3→13秒0)の消耗戦。見かけは同じでも性質の全く異なるレースで、再び36秒7→36秒6とブレのない自身前後3ハロンラップを刻んでみせた。  一方、初めての重賞タイトルを手にした福島記念は前後4ハロン比0秒8(47秒2→48秒0)のMペース。前半ラップが緩んだ分、今度はきっちり自身上がりを35秒5まで詰めてきた。  レースラップに左右されることなく安定した自身ラップを刻めるのは、ベストの舞台である何よりの証し。馬場レベル、展開といった不確定要素を吹っ飛ばす“福島10ハロンのスペシャリスト”なら、波乱含みのレースキャラでも自信を持って一票を投じることができる。

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(2020/07/10)