リニア問題 準備工事をめぐる両者の“食い違い”とは(静岡県)(静岡放送(SBS))
【リンク先抜粋】
国交省が県とJR東海に打開策を提案した背景には、両者の認識の食い違いがあります。いま、議論の焦点となっている「準備工事」について県とJRの捉え方が異なっています。
6月の川勝知事とJR東海の金子社長のトップ会談では、「2027年の開業に向け、6月中に準備工事を始められるのか」が最大の焦点でした。しかし、工事についての考え方が一致しませんでした。
<金子社長>「トンネルを掘らない、ヤードの整備を認めていただきたい」
金子社長はトンネル本体ではなく、その前の入口の整備などの工事を進めたいと訴えます。
<川勝知事>「条例が通ればいいですよ」
<金子社長>「条例が通ればいいのか。手続きの問題であるならば、速く進める」
知事も一度は、工事を認めたようにみえましたが、焦点の準備工事はトンネル本体工事と一体だとして認めない姿勢でした。しかし、金子社長は、準備工事は手続きさえ踏めば着手できると考えたため、双方の認識が食い違った形です。
<川勝知事>「(6月中の着工は認める?)本体工事と一体、認められない」
県が「工事は認められない」と回答したことを受け、JR東海は、今後の対応について国交省とも協議するとしていました。