民間のPCR検査会社の現状を取材 新たな需要とは(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 新型コロナのPCR検査は、どういった方法で検査をしているのかはあまり知られていません。保健所や医療機関から依頼を受けてPCR検査している分析会社を訪ねました。 <天野大輔記者>「PCR検査は、こちらの扉の奥で行われている。厳重な管理がされていて、我々もここから先に入ることはできません」  環境分析や医薬品・食品などを検査する藤枝市の民間企業です。PCR検査は、喉や鼻の粘液などから検体を採取します。少ない量のウイルスでも検出できるのが特徴です。 <天野大輔記者>「今、医療機関で採取されたPCR検査の検体が、検査室に持ち込まれます」  PCR検査は公的機関である「地方衛生研究所」や、医療機関などを中心に行われています。さらに、県内では数社の民間企業が検査を受託しています。 <検査員>「(今、これは何をしているところ?)こちら、検体・唾液の(新型コロナウイルスの)遺伝子を取り出すための試薬に混ぜている作業になる」  抽出した遺伝子を増幅させることで、ウイルスがいるかどうかを調べます。この会社では2時間半ほどで結果が出ます。検査の専門機関としてサンプルの取り扱いには細心の注意を払い管理しています。 <検査員>「コロナウイルスがあるプラスの場合、この様なグラフをつくる。陰性の場合は立ち上がりがなく、横線で示される」  今、県内では一日に100件以上のPCR検査が行われていて、その内の10件弱を受託しています。そうした中、感染が広がった当初と比べ、求められる役割は変わってきています。 <静環検査センター経営企画室 徳田航介さん>「社内でのリスクの管理であったり、海外出張、海外から帰ってきた方・県外に出られる方、そういった方の陰性であることの証明という需要があるのでは」  民間企業向けのPCR検査を始めました。 <静環検査センタ 徳田さん>「今のところ一日で300検体目指して準備進めている。金額に関しても1万円前後からというのを考えている。私たちの技術であったり、ノウハウ、これらを使って、是非とも、民間の皆様のお役に立てれば」  今後は、検査スペースを拡大して、新たな需要に対応していく方針です。

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(2020/07/10)