藤井七段が敗れる 初タイトルは16日以降お預け(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
将棋の藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に連勝して初のタイトル獲得に王手をかけた、第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第3局が9日、東京都千代田区「都市センターホテル」で行われた。対局は渡辺に敗れ、対戦成績を2勝1敗とした。17歳11カ月と史上最年少での初タイトル獲得は、第4局(16日、大阪市「関西将棋会館」)以降に持ち越された。タイトル戦で初黒星を喫したが、藤井は棋聖戦であと1勝すれば、屋敷伸之九段(48)が90年8月の第56期棋聖戦で18歳6カ月で達成した記録を更新する。 【写真】藤井聡太七段が注文した勝負メシ「冷豚しゃぶサラダ定食」   ◇    ◇    ◇ 初タイトルを前に足踏みしてしまった。朝9時の対局開始から90分で65手も進む超ハイペース。積極的に踏み込んで仕掛けたが、渡辺にガッチリ受け止められて、逆襲される。長考を重ねて4時間ある持ち時間がみるみるうちに減る。終盤、もっとじっくり考えたい局面で残りは3分。1時間30分はあった渡辺との差は開く一方だった。タイトル戦挑戦4局目で初黒星を喫した。 「形勢判断が甘い」「読みの正確さが必要」「実力をつけて強くならないと」など、対局を経て自らの課題も見つけていった。コロナ禍で4月から対局がつかなくなった約2カ月、それを修正するいい機会になった。「自分の将棋を見つめ直すことができた」と振り返る。人工知能(AI)搭載ソフトを使いこなしながら研究を重ね、今までの定跡では考えられなかったような手も披露した。 もう1つ挙げていた「時間の配分」は、実戦で身に付けていくしかない。今局は何度も頂上対決を経験してきた渡辺のうまさを見せつけられた。 ここまでテレビ棋戦を除く連敗は、18年9月の棋王戦(菅井竜也王位=当時)と王位戦(山崎隆之八段)までさかのぼる。大きな崩れは考えにくい。 13~14日の王位戦7番勝負第2局の直後の16日、第4局はある。過密日程は続くが、いい状態を崩さず維持するために、睡眠をしっかり取るなどの対策も怠らない。タイトル獲得に向け、出直しだ。 ○…対局会場となった都市センターホテルでは、15~16年に日本将棋連盟が都内での代替え対局を行っている。東京・千駄ケ谷「将棋会館」が耐震補強工事をしたためだ。その後、タイトル戦などでも使われ始めた。一昨年の棋聖戦では、豊島将之が羽生善治から初タイ

続きはこちら

(2020/07/09)