衝撃作で共演! 長澤まさみさん×阿部サダヲさんへインタビュー(25ansオンライン)

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――初共演はいかがでしたか。 長澤まさみさん(以下、長澤) 阿部さんはなんでもできるスーパーマンみたいな印象があったんですけど、まだまだ向上心があってすごいなと思いました。現場でドーンと構えている部分も頼りがいもありますけど、勢いが若手の俳優みたいで(笑)。すごかったんです。そうやって、ずっと闘っているというか、チャレンジしているというか。   阿部サダヲさん(以下、阿部) 嬉しい。最初に、子役の周平(郡司翔)っていう超若手がいたじゃないですか。負けられないっていうか、お芝居でビビらせないといけないと思ってやってましたから。でも、意外とビビらないですよね、あの子。投げ飛ばしたときは、さすがにちょっとビビってたかな。長澤さんは、僕が現場に入ったときに悩んでたのが意外でした。悩むタイプじゃないのかと。   長澤 ずっと悩んでました(笑)。阿部さんにも言ってました。 阿部 そう。監督があんまりこうやってくれとか言わない方だから、僕も初めは探りながらだったんですけど。といっても、長澤さんは「こうしましょう」とか相談することもないから。それはすごくありがたかったですね。僕、話し合いが大嫌いなんで(笑)。 長澤 あははは。嫌いそう(笑)。 ――秋子の自堕落な母親ぶりや遼のクズぶりに驚きますが、演じる側としてはどうでしたか。 長澤 演じてる時は必死だから引け目はないんですけど、撮影中、ふと我に返ると、なんてひどいことしたのかと思う。撮影後半に子役の周平に「ごめんね、ひどいことして」って言ったら、「ほんとに思ってしてることじゃないでしょ」って。それに救われて、現場にいました。   阿部 遼は今まで演じたなかで一番のクズかもしれないですね。頼られなくなるのが怖くて怒鳴り散らしたり、ほんと弱い人。秋子は不思議な人ですよね。悪知恵働くし、支配力がすごい。僕がいない親子だけの過酷な生活のシーンを見ると、この人、なんで働かないんだろうと思った。 長澤 この人の気持ちがわかる日は、一生来ない。私は母親になったことがないので、やっぱり周平目線。だから、「なぜ、この作品やろうと思ったんですか」という質問が一番難しいです。でも、他人事の感じはしないなって。

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(2020/07/09)