ヒューリック杯棋聖戦 カド番しのいだ渡辺棋聖「作戦が当たった」(産経新聞)

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 東京都千代田区の都市センターホテルで行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局。先手の藤井聡太七段(17)が午後7時12分、「負けました」と頭を下げ、渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=がシリーズ初勝利を挙げた。タイトル獲得の最年少記録更新まであと1勝と迫っていた藤井七段は、タイトル戦で初めて敗れた。 【写真】渡辺明棋聖に敗れ、対局を振り返る藤井聡太七段  午前9時に始まった対局で、先手の藤井七段は得意の角換わりを選択。立会人の青野照市(てるいち)九段(67)は「藤井さんは1、2局は相手の得意戦法で戦い、第3局で得意な角換わりを持ってきた。直線的な攻めを見せている」と話した。  両者とも指し手が速く、午前中は76手まで進んだ。午後に入り、相手陣に馬を作った渡辺棋聖が藤井玉に迫るなど攻勢に転じた。渡辺棋聖が指した90手目△9九飛の王手に藤井七段が1時間23分の長考に沈んだ。その後も時間を使い、1分将棋に突入した。藤井七段は渡辺棋聖の激しい攻めに必死の粘りを見せたが、最後は投了に追い込まれた。  渡辺棋聖の話「作戦が当たったところはある。とりあえず一つしのぐことができた。依然カド番だが、この勢いで来週も頑張れれば」  藤井七段の話「途中、ミスが出たのは自分の実力。今日の内容を反省して次につなげられたら。いい状態で臨めるようにしたい」

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(2020/07/09)